ドラッグストアに足を踏み入れると、棚に並ぶサプリメントの多さに迷ってしまいがちだ。しかし、効果を決めるのはどのボトルを買ったかではなく、摂るタイミング、組み合わせ、継続期間が適切かであることが多い。以下は栄養士がよく注意を促す五つのポイントだ。
一、脂溶性成分は食事と一緒に摂る
フィッシュオイル、ルテイン、ビタミン D、Q10 などは脂溶性の成分で、食品中の脂質が吸収を助ける。研究では、食事と一緒にフィッシュオイルを摂取すると、空腹時より数倍高い吸収率が示されている。一方、プロバイオティクスやコラーゲンペプチドは空腹時や就寝前の摂取が適している。
二、サプリメントをまとめて一度に飲まない
カルシウムと鉄は吸収で競合し、高用量の亜鉛は銅の代謝に影響を与えることがある。ミネラル類は別々の食事に分けて摂り、他の成分とは 1–2 小時 程度の間隔を空けることを推奨する。
三、継続して少なくとも 8 週は摂取する
サプリメントは鎮痛薬ではなく、即効性を期待するものではない。多くの成分は体内に蓄積されるまで時間を要する。例えばルテインは約 8 週、コラーゲンは約 12 週でようやく実感に現れることが多い。
四、「有効量」をよく確認する
「ルテイン含有」と表示されていても、含有量は 3mg の場合もあれば 20mg の場合もある。購入時は1回分(1日推奨量)の含有量を確認し、1粒あたりの量だけで判断せず、研究で示された有効量を大きく下回る製品は避けるべきだ。
五、慢性疾患で治療中の方は必ず相談を
フィッシュオイルは抗凝固薬と、また人参は血糖降下薬と相互作用を起こす可能性がある。薬を服用している方は、現在摂取しているサプリメントの一覧を必ず医師または薬剤師に提示して評価を受けてください。
サプリメントの役割は「不足を補う」ことであり、「主食や薬を代替する」ものではない。バランスのとれた食事、規則正しい生活習慣、適度な運動が、常に最も基本的な健康の土台である。